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【実は】姫路城でプロっぽい撮影には申請が必要なので注意!

      2018/03/22

これまで散々姫路城で写真撮影をしてきた私ですが、
つい先日、いつものように三脚を立てて写真撮影をしていましたら、
「三脚を立てて撮影するなら許可を取ってください」とお叱りを頂きました。
これまで全然言われることがなかっただけに戸惑いました。
入口の「姫路城管理事務所」にて許可を取る必要があったようです。

2017/04/13追記
追記が遅くなってしまいましたが、グランドオープン以降は、
入城口で三脚を持って入城すると「城内で三脚の使用はご遠慮ください」と言われます。
持ち込み自体は可能ですが、使えないので邪魔なだけです。
コインロッカーなどに入れて持ち歩かない方がいいでしょう。

※実際には三脚使用する方もおられますが、グレーゾーン扱いです。
※確かにこの記事執筆の頃のグランドオープン前は使用可能だったという事実もあります。
※スタッフの方に指摘を受けたら素直に従う必要性もあります。

(業として)写真撮影するには事前の申請が必要な姫路城

いえ、普通に旅行で遊びに来て、

写真をパシャパシャと撮影する場合には申請なんて要らないんです。

 

どうやら「三脚」を立てているなどの行為が、
業としての本格的な「撮影」に解釈される場合があるという感じです。

簡単に行ってしまえば「プロっぽい撮影」は要申請ということで^^;

※プロ=業として営んで見える

 

グランドオープンを控えて人員を増加し始めた姫路城

姫路城は2015/3/27に平成の大改修を終えてグランドオープンを迎えます。

グランドオープンの際には実は値上げされることが決定されています。

 

なぜ値上げされるのでしょうか。

「MSN産経west」では以下のように言っています。

姫路城入場料日本一高い1000円へ 現行の600円から「平成の大修理」完了後来年3月(1/2ページ) – MSN産経west (引用抜粋)

市によると、案内スタッフの増員費や大天守展示品などの更新費、石垣整備費、防災システム更新に伴う工事費などを試算したところ、現行の入城料収入では大幅な歳出超過となることが判明。観光業者などにも意見を求め、値上げに踏み切ることにした。

そうなんです。

案内スタッフの増員を予定していることが読み取れます。

 

新しい案内スタッフの教育が始まっている模様

今回私が指摘を受ける数秒前、
案内スタッフ2名がこちらを見ながら何か話されていました。

「お、おう、あれはちゃんと言わなきゃいけないね」

こんな感じだったかと思います。

その後、年配の案内員の方が寄ってきて、三脚は申請が必要ですよというわけです。

 

チケットカウンター前の案内員の方は、

屋内での三脚はご遠慮下さい、移動中は短く畳んで持ってください」

ここで言う現在の屋内とは「百間廊下」などを示していると解釈できます。
そんな風に言われましたが「屋外も使用禁止」とまでは言われませんでした。

 

これはどういう事でしょう。

 

教育を受けたばかりの案内員が配置され始めているということです。

新人教育ではまず「ルール」を教えますね。
会社も同じです。

 

そして「規則(原則)」と「実際(現場)」を学んでいくわけですが、
姫路城内の撮影には申請が必要であるという原則を習ったことによって、

新人の案内員が

「原則撮影には申請が必要と聞きましたが、あの撮影は注意しなくていいんですか?」

と年配の案内員に聞いたような感じだったんでしょう。

 

それを言われたら、先輩も戸惑っても注意しますよね。
正論ですから(それが誤りであっても)

「いや、ちょっと撮影するぐらいはいいんだよ、いいんだけど・・・ね。」
「三脚撮影には申請してもらわないと。」

 

みたいに年配の方には言われました。

そうなんですね。

  • ちょっと本気撮りをするなら
  • 三脚なんか立てて撮影しちゃうなら

 

申請した方がいい

 

これから、グランドオープン後は非常に多くの人が姫路城に押しかけます。

混みあっている中で三脚を立てて撮影するのはかなり難しくなります。
てか、邪魔でしょう。

 

今後は「三脚は禁止」となる可能性だってあります。
4/13追記:グランドオープン以後は既に原則禁止となっています。

そうした対応を少しずつ浸透させて、グランドオープンに備えているとも思われます。

もし、望遠でブレなくしっかり三脚撮影をしたい場合には、
それは「観光」ではなく「撮影」であると自覚して、事前に申請を行った方がいいでしょう。

 

いや、条例上は、「業」としていない撮影は申請不要なんですけどね。

 

たぶん、案内員の方もきっと、
業として」の部分が記憶から抜けてしまっていたのでしょう。

 

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撮影申請は条例で決まっている

では、何を根拠に申請が必要だと言っているのでしょうか。

それは「条例」で決まっています。

 

「姫路城管理条例施行規則 第4条」に書かれています。

姫路城管理条例施行規則 (抜粋引用)

(業として行う写真等の撮影)
第4条 城門内において、写真又は映画(テレビ映画を含む。)を撮影しようとする者は様式第1号による申請書を管理者に提出して許可を受けなければならない

条例検索の方法は以下でご紹介しています。

 

「業として」という部分が解釈が難しいのですが、
ブログに広告を貼っていて、そのコンテンツを撮影するとなると、

やっぱり業ですかね^^;

 

これである以上は、ちょっと目立った撮影方法で、

プライベート撮影を超えるような振る舞いをするのであれば、

やはり、要申請です

 

「業じゃないから」と反論するのも一つですが、退場になるかもしれません。

 

「貴方の行為は他のお客への邪魔になり迷惑です」

と言われてしまえば「退場を命ずる」ことも可能です。

素直に従いましょう。

 

申請手順

申請の手順としては、条例に書かれているとおり「様式第1号」の申請書を記入し、
姫路城管理事務所(登城口・チケット売り場の横)で

申請書をもらって、記入して提出を行うという流れです。

 

もらった申請書は以下のようなものです。
紙をスキャンしています。
姫路城内撮影許可申請書(様式第1号) 

条例に記載されている様式に合っていれば申請は可能でしょう。
事務所で貰えますけど、何を書くかは事前に考えておいた方がいいかも^^

 

まぁ、申請すれば何をしてもいいわけではありません。

逆に単なる観光客が皆が申請をしてきても困ると思います。

 

通常は、案内員さんに迷惑にならないように心がけながら、
撮影をおこなうようにすればいいと思います。

その判断ポイントとして「三脚を我慢する」と言うのも、
個人か業かの分かれ目かなと個人的には思います。

少なくとも出版・TVクラスのクオリティーで、
手持ち撮影はそうそうないでしょうからね。
インタビュー撮影でもないかぎりは。

手持ち撮影の範囲なら、一眼レフでも全然一般扱いで撮影可能です。

 

申請をした撮影の許可・拒否は混雑具合などで変わってくるとは思いますが。

最悪素行が悪いと、退場を命じられる場合もありますからご注意を。

姫路城管理条例施行規則 (抜粋引用)

(制限事項)
第3条 条例第5条に規定するもののほか、次の各号の一に該当する者は、城内に入城することを拒絶し、又は退場を命じることがある。

(1) 酒気を帯びた者
(2) 他人に危険を及ぼし、若しくは他人の迷惑となるような物品又は動物の類を携帯する者
(3) 諸車を乗り入れ又は持込む者
(4) 公益を害するおそれがあると認められる者
(5) 他人に迷惑となるような行為をする者
(6) その他管理上支障があると認められる者

 

さいごに

こうした条例があるということを理解した上で、
自分の撮影スタイルが「観光」か「プロっぽい撮影」なのかを客観的に考えて、

必要だと思った時にはちゃんと申請をし、
腕に許可済みの腕章をもらって撮影を行うといいでしょう。

 - 03.インフォメーション

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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