Aterm®3500RでWiFi接続した端末を有線LAN環境にアクセスさせる設定
2014/11/22
Aterm®3500RというWiMaxルータではWiFiで接続した端末と
有線LAN(クレードル併用)によるネットワークとを切り離して利用する機能があります。
その為スマートフォン(iPhone®やAndroid™)などでWiFiアクセスした場合には、
アクセス先のSSIDによってはローカル環境のWebサーバなどにアクセスができません。
ここではWiFiでアクセスした端末をローカル環境にアクセスさせる設定をご紹介します。
Aterm3500R(WiMax)のローカル環境設定
ここではAterm3500RというWiMaxルータを例にご紹介しますが、
Aterm3500Rには少し癖があって、WiFiにてアクセスしてきた場合に、
ローカル環境へのアクセスを制限する機能が備わっています。
当然といえば当然です。
ご近所さんにはアクセスポイントは見えてしまっていますから。
SSIDがバレてしまえば、ご自由にどうぞといった状況です。
自宅のLANにはアクセスさせない設定があるのはありがたいです。
この機能はAterm3500R的に言えば「ネットワーク分離機能」です。
ちなみに、初期設定のままでプライマリSSIDにアクセスを行った場合は、
最初からLAN環境などにはアクセスができるようになっています。
よくわからなければ以下の設定のみ確認して、
「aterm-xdxxxx-gw」ではなく「aterm-xdxxxx-g」側にアクセスを行うことでLAN環境にアクセスが行えます。
クイックWeb設定にアクセス
プライマリSSID(aterm-xdxxxx-g)に対してWiFiでアクセスした端末(PC)から、
またはクレードル経由で有線LAN接続した端末(PC)から192.168.0.1にアクセスします。
※詳しくわからない場合はPCのネットワーク設定でDHCPによる自動IP取得設定にしてください。
まず、パスワードの入力を求められますのでパスワードを入力してログインします。
ログインが完了すると「クィックWeb設定」画面が開きます。
サイドバーから[無線LAN設定]をクリックします。
無線LAN設定が開いたら、最初はプライマリSSIDが選択された状態で設定画面が開かれます。
プライマリSSIDは初期状態では「aterm-xdxxxx-g」形式の名前が付いています。
この設定画面で「ネットワーク分離機能」行の「使用する」にチェックが入っていないことを確認します。
「使用する」にチェックが入っていないSSIDを利用してWiFi接続を行うことで、
有線LANの環境のPCやその他ファイルサーバなどにアクセスが可能になります。
次にセカンダリSSIDの設定を確認します。
セカンダリSSIDは初期状態では「aterm-xdxxxx-gw」形式の名前が付いています。
セカンダリSSIDの設定を確認するには上部のプルダウンからセカンダリSSIDを選択し[選択]をクリックします。
選択をクリックすると、表示がセカンダリSSIDに切り替わります。
この設定画面で「ネットワーク分離機能」行の「使用する」の設定変更が行えます。
こちらは初期状態でチェックが付与されています。
ここにチェックが入っているために、「aterm-xdxxxx-gw」に対してWiFiで接続すると、
有線接続のLAN環境の端末などにアクセスができないというわけです。
もし、「aterm-xdxxxx-gw」へ接続した端末から、
有線LAN環境のネットワークへアクセスしたいまたは、
プライマリSSIDへ接続している端末にアクセスしたい場合にはチェックを外します。
ネットワーク分離機能補足
このネットワーク分離機能に対して「使用する」にチェックが入っている場合には、
チェックの入っていないSSIDとの通信ができないのですが、
この点についての説明は以下が参考になります。
ネットワーク分離機能 (抜粋引用)
■ネットワーク分離機能でできること
「使用する」に設定したSSID側の無線LAN端末(上記イラストではセカンダリSSID)は、以下の通信が遮断されます。
・ クイック設定Web
・ LAN側に有線接続した端末
・ もう一方のネットワークで接続された端末(上記イラストではプライマリSSID)
※ インターネットや同一のSSID側の無線LAN端末とのみ通信可能です。
リンク先でも図解説明はされていますが、独自に図示してみましたのでご紹介します。
下の各図ではネットワーク分離機能に対して「使用する」にチェックするが付与されているSSIDを
ピンク色の点線で示しています。
またその設定によって通信を遮断される経路を赤点線で示しています。
またセカンダリSSID(-gw)の接続端末の例がPlayStationやDSとなっているのは、
初期設定でセカンダリSSID(-gw)の暗号化がWEPとなっているためです。
WPAやWPA2が利用できないゲーム機などを接続する際にセカンダリSSID(-gw)を利用するように、
Aterm3500RではSSIDが事前設定されています。
実際には、セカンダリSSID(-gw)に対してPCやその他の機器も接続可能です。
両方が無効な設定
プライマリSSID(-g)のネットワーク分離機能が有効
セカンダリSSID(-gw)のネットワーク分離機能が有効
プライマリSSID(-g)、セカンダリSSID(-gw)共にネットワーク分離機能が有効
さいごに
このようにして、ネットワーク分離機能の設定を理解したうえで、
どちらのアクセスポイントを利用するか選択することで目的に応じたWiFi接続が行えるようになります。
参考
NECは日本電気株式会社の登録商標です。
登録番号は以下の通りです。
第0581643号、第0606697号、第0606697(01)号、
第0606697(02)号、第0606697(03)号、第0606697(04)号、
第0606697(05)号、第0606697(06)号、第0606697(07)号、
第0606697(08)号、第0606697(09)号、第0606697(10)号、
第0606697(11)号、第0606697(12)号、第0606697(13)号、
第0606697(14)号、第0606697(15)号、第0606697(16)号、
第0606697(17)号、第0606697(18)号、第0606697(19)号、
第0606697(20)号、第0606697(21)号、第0606697(22)号、
第0606697(23)号、第0606697(24)号、第0606697(25)号、
第0606697(26)号、第0606697(27)号、第0606697(28)号、
第0606697(29)号、第0606697(30)号、第0606697(31)号、
第0606697(32)号、第0606697(33)号、第0606697(34)号、
第0606697(35)号、第0606697(36)号、第0606697(37)号、
第0606697(38)号、第0606697(39)号、第0606697(40)号、
第0606697(41)号、第0641646号、第0668519号、
第0684313号、第0684314号、第0686907号、
第0688459号、第0690111号、第0696413号、
第0699060号、第0700667号、第0705230号、
第0708635号、第0733073号、第0833216号、
第1270293号、第1287715号、第1296129号、
第1296130号、第1296132号、第1312376号、
第1359201号、第1362416号、第1375015号、
第1375016号、第1378157号、第1379936号、
第1389793号、第1389806号、第1429222号、
第1520930号、第1664583号、第1667204号、
第1675279号、第1675280号、第1675281号、
第1675282号、第1675283号、第1675284号、
第1675285号、第1675286号、第1675287号、
第1675288号、第1675289号、第1675290号、
第1946566号、第1951255号、第1963844号、
第1967922号、第1983952号、第2003549号、
第2003576号、第2013178号、第2043203号、
第2058663号、第2067965号、第2085721号、
第2089813号、第2105627号、第2132871号、
第2140749号、第2186466号、第2445604号、
第2479065号、第2574158号、第2624896号、
第2624958号、第2685198号、第3007702号、
第3009580号、第3014358号、第3019961号、
第3019962号、第3036827号、第3036828号、
第3045559号、第3045564号、第3045565号、
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第3125599号、第3136016号、第3136172号、
第3136173号、第3136174号、第3136175号、
第3138698号、第3146439号、第3146538号、
第3146539号、第3151220号、第3151333号、
第3152345号、第3152346号、第3162277号、
第3162278号、第3162279号、第3162409号、
第3162566号、第3162728号、第3173335号、
第3173366号、第3173367号、第3183419号、
第3183448号、第3194414号、第3194415号、
第3194647号、第3194685号、第3205643号、
第3205787号、第3218074号、第3218638号、
第3218986号、第3243105号、第3243825号、
第3255541号、第3285886号、第4005439号、
第4005439(01)号、第4005439(02)号、第4664195号、
第5209719号、第5209732号、第5548355号
Atermは日本電気株式会社の登録商標(第2298773号)です。
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