livedoor™ブログの投稿を外部サイト(WordPress)へ引っ越し転送する手順
2014/11/22
livedoor™ブログではご存知の通り.htaccessが利用できず、301転送が利用できない仕様です。
となると、こつこつと1投稿ごとに転送をしてゆく必要があるのですが、
その転送手順をlivedoorブログに特化して考えてみます。
なお、転送先はレンタルサーバが利用可能なWordPressを利用予定と想定します。
はじめに
ブログやサイトの引っ越しというと面倒な作業です。
こうした面倒な作業を避けたいがために自身でコストを負担してレンタルサーバを借り、
サイトの運営を行っていく方が長い目で見ても安上がりなわけです。
コンテンツが少なければさほど負担ではないでしょう。
しかし、コンテンツが100を超えただけでも、正直萎えるレベルだと思います。
livedoorブログのURL形式の確認
livedoorブログでは内部のURL形式を自ら設定して指定することができます。
通常はあまり変更を行っていることはないかもしれませんが、
指定できるURLの形式などについては以下でご紹介しています。
livedoor™ブログで初期状態の設定で投稿した際のURL形式の種類と設定方法
こうして初期状態でURLの形式を利用した場合には、以下のようなパターンでURLが組み立てられます。
タイプ | 初期URLの例 |
---|---|
個別記事 | archives/{$ARTICLE_ID$}.html 例:http://blog.livedoor.jp/algorhythnn-def/archives/000000.html |
カテゴリアーカイブ | archives/cat_{$CATEGORY_ID$}.html 例:http://blog.livedoor.jp/algorhythnn-def/archives/cat_000000.html |
月別アーカイブ | archives/{$YYYY$}-{$MM$}.html 例:http://blog.livedoor.jp/algorhythnn-def/archives/2014-04.html |
日別アーカイブ | archives/{$YYYY$}-{$MM$}-{$DD$}.html 例:http://blog.livedoor.jp/algorhythnn-def/archives/2014-04-14.html |
タグ別アーカイブ | tag/{$TAG$} 例:http://blog.livedoor.jp/algorhythnn-def/tag/[TAG] |
投稿者別アーカイブ | author/{$AUTHOR_ID$} 例:http://blog.livedoor.jp/algorhythnn-def/author/[AUTHOR_ID] |
ブログ内URL形式設定画面
ページタイプごとに利用されるテンプレート
各ページタイプによって、表示に利用されるテンプレートもlivedoorブログでは異なっています。
ページタイプ | 利用されるテンプレート | |
---|---|---|
PC | スマートフォン | |
トップページ | トップページ | トップページ |
個別記事 | 個別記事ページ | 個別記事ページ |
カテゴリアーカイブ | カテゴリアーカイブ | アーカイブ |
月別アーカイブ | 月別アーカイブ | アーカイブ |
日別アーカイブ | (不明) | アーカイブ |
タグ別アーカイブ | カテゴリアーカイブ | アーカイブ |
投稿者別アーカイブ | カテゴリアーカイブ | アーカイブ |
※上記は使用するテーマなどによって影響を受ける部分があるかもしれません。
PC向けのテンプレートの変更は「デザイン/ブログ設定」にて[PC]を選択して行えます。
スマートフォン向けのテンプレート編集は認められておらず、
レイアウトパーツの配置変更のみしか認められていません。
転送の方法各パターン
このように、組み立てられるURLの形式と使用されるテンプレートの関係を理解したうえで、
どのように外部のサーバへの転送を指定していくかを計画する必要があります。
無料ブログからレンタルサーバへの移行には様々な制約があり、
その制約の中でコンテンツを移行してゆく必要があります。
基本的な移行指定の方法は以下のように設定することで、
インデックスの損失が少ない形で移行が行えるものと私は思っています。
PC向けテンプレートに対して各投稿ごとに共通でメタリフレッシュを定義する
メタリフレッシュとはheadタグ内に対して、
metaタグを指定することによってURLの変更を指定する方法です。
この方法は決して推奨される方法ではありません、サーバーなどの環境が許す場合には、
当然ながら.htaccessによる301転送を行う方法がベストですが、
無料ブログサービスなどではそうした方法は取れないというのが一般的です。
メタタグによる転送の記述例は以下のようなものです。
1 |
<meta http-equiv="refresh" content="0;URL=http://algorhythnn.jp/"> |
では、このmetaタグによる転送をテンプレート側に記述するのですが、
テンプレートでは同じタイプのページを表示する際には同じタグが出力されます。
その為、個々のページごとに転送指定を行うには不向きな反面、
1行の記述で同じタイプのページすべてに反映が行えるメリットがあります。
PCによる表示の際には、ほとんどがこのテンプレートによる転送で処理が可能です。
以下に各タイプごとにテンプレートへの編集例をご紹介します。
トップページ
トップページでは1URLのみですので、基本的にはテンプレートに対して、
metaタグを指定することで転送は行えます。
詳細は以下でご紹介しています。
livedoor™ブログのトップページを外部サイト(WordPress)へ転送
個別記事
個別記事では各投稿ごとにURLが異なっているため、
テンプレートにて転送の指定を行う場合も独自変数の埋め込みを行って、
個々の投稿が区別できるように1対1の転送を行う必要があります。
詳細は以下でご紹介しています。
livedoor™ブログの個別記事を外部サイト(WordPress)へ転送(PC)
カテゴリアーカイブ・タグ別アーカイブ
カテゴリアーカイブ、タグアーカイブページではカテゴリ、タグごとにURLが異なり、
テンプレートにて転送の指定を行う場合も独自変数の埋め込みを行って、
個々のページが区別できるように1対1の転送を行う必要があります。
しかし、カテゴリとタグにおいては独自タグに決定的なものが用意されておらず、
ひと工夫して転送を行う必要があります。
詳細は以下でご紹介しています。
livedoor™ブログのカテゴリ・タグアーカイブを外部サイト(WordPress)へ転送(PC)
月別アーカイブ・日別アーカイブ
月別アーカイブページでは年月ごとにURLが異なるタイプのページです。
テンプレートの年月アーカイブを利用して転送を行うことができますが、
こちらも利用可能な独自変数が限られているために、転送にはひと工夫が必要です。
詳細は以下でご紹介しています。
livedoor™ブログの月別アーカイブを外部サイト(WordPress)へ転送(PC)
投稿者別アーカイブ
livedoorブログには複数のユーザー(livedoorID)を割り当てて利用することができますが、
投稿者別アーカイブではその投稿者ごとに投稿を表示するタイプのページです。
投稿者別アーカイブでは専用のテンプレートが利用されるわけではなく、
カテゴリアーカイブのテンプレートが利用されます。
イメージとしてはカテゴリ名が投稿者のニックネーム名(livedoorプロフィールに指定)で、
作成されているというイメージです。
詳細は以下でご紹介しています。
livedoor™ブログの投稿者別アーカイブを外部サイト(WordPress)へ転送(PC)
それでも対応ができないページの存在
ここまでテンプレートによる転送指定をmetaタグによって行いましたが、
それでも転送できないページが残ります。
PC向けのページとしては利用頻度は低いのですが、
日別アーカイブページは転送指定ができません。
また、スマートフォン向けのページでもテンプレートが編集できないので、
個別の記事単位で転送を行うのが限界です。
livedoor™ブログの個別記事を外部サイト(WordPress)へ転送(スマホ)
転送可否をページの種別ごとに表にすると以下のようになります。
ページタイプ | 転送可否 | |
---|---|---|
PC | スマートフォン | |
トップページ | 〇 | × |
個別記事 | 〇 | 〇 |
カテゴリアーカイブ | 〇 | × |
月別アーカイブ | 〇 | × |
日別アーカイブ | × | × |
タグ別アーカイブ | 〇 | × |
投稿者別アーカイブ | 〇 | × |
可能な限り転送を行って、引っ越しの影響を最小限にとどめることしかできないというのが現状です。
さいごに
よく、安易に無料ブログを勧める人がいますが、
それは過去の蓄積を将来的に自分のものにできないという大きなリスクを抱えています。
そのことをしっかりと認識したうえで、こうした無料サービスを利用されるといいでしょう。
A8 Promotion
livedoorブログヘルプ
独自タグ一覧(変数) – livedoor Blog ヘルプセンター
独自タグ一覧(条件分岐) – livedoor Blog ヘルプセンター
独自タグ一覧(各種ループ) – livedoor Blog ヘルプセンター
リダイレクト後の確認
HTTP Header Response Status Codes Check Tool
LINE、LINEロゴはLINE株式会社の登録商標です。
登録番号は以下の通りです。
第5534399号、第5544081号、第5544082号、第5570784号、第5577357号
第5591904号、商願2013-5832、商願2013-40205
LINEロゴ、アイコンその他のマーク等はLINE株式会社の商標であり、LINE株式会社の著作物です。
livedoorはLINE株式会社の登録商標(第4451585号)であり、
livedoorブログはLINE株式会社のサービス名称です。
livedoorロゴ、アイコンその他のマーク等はLINE株式会社の商標であり、LINE株式会社の著作物です。
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