Gmailのエイリアス(サブアドレス)を利用した複数アドレスの活用と可能性
2014/11/22
Gmailを利用して様々なバリエーションでメールアドレスを利用して、
メールを送受信する方法が紹介されています。
yourname+suffix@gmail.comやyour.name@gmail.com、
yourname@googlemail.comによる送信方法です。
もう有名になりすぎた感のあるこのメールアドレスエイリアスですが実際のところ使っていますか?
結局は本アドレスが推測できてしまうこのサブアドレスの利用方法を考えてみましょう。
はじめに
Gmailのエイリアス(サブアドレス)機能。
実際、このエイリアス機能の「+」で別名を付加する方法も「.」でアドレスを分割する方法も、
結局のところは、同じメールアドレス(元のメールアドレス)として利用でき、
Gmail側でラベルを付与したりといったフィルタリングに利用ができる。
そんな機能です。
yourname@gmail.comが本アドレスだとしてた場合に以下のような組み合わせが利用できます。
- your.name@gmail.com(ドット挿入タイプ)
- yourname+suffix@gmail.com(別名付加タイプ)
- yourname@googlemail.com(英独ドメインタイプ)
- your.name+suffix@googlemail.com(複合タイプ)
これがすべて有効なアドレスで、
全てのアドレスがyourname@gmail.comの受信トレイに正しく届きます。
詳細は以下でご紹介しています。
(無料編)Gmail™サブメールアドレスの設定方法
(Apps独自ドメイン編)Gmail™サブメールアドレスの設定方法
実際に使えるのか?
しかし、これ、これだけ有名になってしまった機能だけに、
マナーの悪いメール配信を行ってくるサービスや、メールアドレスの流出追跡には使えないと思うのです。
よく言われる使用法が、yourname+promotion@gmail.comのように、
広告配信が今後増えてきそうなサービスにメールアドレスを登録する際に、
そのメールアドレスを上記のような別名で登録することで、
ラベリングのフィルタや、受信トレイをスキップするという発想です。
しかし、yourname+promotion@gmail.comを
yourname@gmail.comに変換するのは非常に容易です。
自動化して、スパム利用する際にメインアドレスで送信してくることは容易に想像できます。
実際のところ、「+」や「.」を付加したメールアドレスで登録を行っても、
外部サービスに対して不正に流出させ(運営が同じ場合もあるが)利用する場合に、
+から@までを無視して不正に送れば全く意味はなくなってしまいます。
また「.」も置換して削除してしまえば、同じく全く意味はなさなくなってしまいます。
結局は紳士協定
そうした意味で、別のアドレスで登録しトラッキングを行うという方法は、
全うなサービスを利用する際の分類程度にしか利用できないのです。
全うなサービスである以上はおそらく不正なメールアドレスの利用もしてはこないでしょう。
メールアドレスとして認められない場合も
メールアドレスを登録する際に「+」や「.」の入力を認めていない場合もあるでしょう。
そうしたケースでは結局は利用ができないということになります。
であれば迷惑メールフィルタで十分
Gmailの迷惑メールフィルタはとても優れている(個人的主観)ので、
大半はもう読む必要がないと思うメールがあった場合、
迷惑メールとして指定してしまえば、以後は受信トレイをスキップしてくれます。
正規のメールアドレス登録してしまったサービスがあっても、
登録後すぐに迷惑メールフィルタにしてしまえば、ご丁寧に登録解除する必要さえないでしょう。
利用法の発想は逆
Gmailのエイリアス(サブアドレス)メールの受信において、
スパムを除去する方法として考えられるパターンとしては、以下のような設定が思いつきます。
Gmailのエイリアス(サブアドレス)メールアドレスをメインとして利用する。
例えば、yourname@gmail.comがメインのアドレスだったとした場合、
このメールアドレスからどのぐらいのパターンが利用できるでしょうか。
単純に「.」を付加したアドレスとして、一番長いアドレスを生成すると、
y.o.u.r.n.a.m.e@gmail.comとなります。
このパターンで、生成できるアドレスは計算するのが嫌になるほどのパターンがあります。
your.name、y.ourname、you.r.nameなどなど・・・
この様々なパターンの中から、メインのアドレスとして利用するものを1つ決定します。
サブアドレスの無数の組み合わせパターンを逆に「正規アドレスとして利用します」
そして、そのサブアドレスに対して「+」による別名を付加します。
その上で、メインのyourname@gmail.comのメールアドレスへ届いたメールを、
受信トレイをスキップし、アーカイブへ直送します。
原則メインのアドレスからの受信メールを読まないという選択です
そうするメリットは?
スパマーとしてメールを送ってくる輩は狙っているのが受信トレイです。
Gmailであれば迷惑メールフィルタで十分な部分もあって、問題はありません。
しかし、推測が簡単なyourname@gmail.comを受信トレイに対して入れない形をとることで、
こちらが連絡した組み合わせのメールアドレスを加工し、
アカウントのメールアドレスを利用してきたとしても見る必要はなくなります。
教えたメールアドレスのみが有効
こうすることで、1つのGoogleアカウントでサービスごとに
「指定した任意の組み合わせで作成したメールアドレス」のみを答えとして、
それに一致する場合のみ受信トレイに残すことができるようになります。
過去に知らせたアドレスはどうするか
こうすると、これまでに知らせてしまっているメールアドレスで届くアドレスが、
すべてアーカイブされてしまいますので、
メールアドレスの変更または、フィルタの除外指定が必要になります。
当然、迷惑メールフィルタとの併用もできますので、のちに迷惑メールとすることも可能です。
普通に利用するならシステム内部の分類に利用
こうした迷惑メールに対応したりする利用法には無理があるとしても、
一般的にも複数のアドレスが必要な場合もあります。
ショッピングカートやメール配信などを行っており、自動送信メールを利用するような際です。
例えば、以下はWelCartを利用した際に、メールアドレスを設定する項目です。
こうした場合には、+で複数のアドレスを作成し個々のタスクによって、
メールアドレスを分けるという利用法が有効だと私は思います。
詳細は以下でご紹介しています。
Gmail™サブメールアドレス活用して複数メールアドレスをショッピングカートで利用
さいごに
この辺りの使い方は人それぞれのアイディア次第というところでしょうか。
もっといい利用方法がありましたら、コメントでも頂けると嬉しいです。
参考
Official Gmail Blog: 2 hidden ways to get more from your Gmail address
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