【確認必須!】東京駅開業100周年記念Suicaの動作
「東京駅開業100周年記念Suica」のように、
大量発行されて手元に届くタイプのSuicaは、
駅で直接購入したりチャージしたりといったことをしていない
特別なカードです。
受け取ったらまず最初に残高のチェックを欠かさず行いましょう。
不良品の交換返品は受け取り後7日しかない
Suicaの不良品?
そう滅多にあるものでもないでしょうし、私も出会ったことがありません。
しかし、こういう工業品には一定の不良品が必ずあります。
まして一斉に大量発行されるこうしたタイプのSuicaなら、
正常に動作しないものが混ざっていてもおかしくはありません。
ですので、まず「東京駅開業100周年記念Suica」を受け取ったら、
自分が購入代金を払った分-500円(デポジット)の1500円がチャージされていて、
正しく金額の確認ができることを確認しておきましょう。
もし不良品であった場合には、
受け取った日から7日以内に申し立てる必要があります。
受け取った際の案内には以下のように書かれています。
中には案内の書面が入っています。
「東京駅開業100周年記念Suica」ご購入の皆さまへ
(略)
<交換・返品について>
●Suicaカードとして使用できない等の欠陥がある場合には、到着から7日間以内に発売事務局までお電話にてご連絡ください。それ以外の交換・返品はお受けできませんので、ご了承ください。
●到着から7日を過ぎてSuicaカードとして使用できなくなった場合や、払いもどし等についての詳細はSuicaのホームページ(http://www.jreast.co.jp/suica/)をご覧いただくか、JR東日本の駅係員までお尋ねください。
「東京駅開業100周年記念Suica」とはいっても普通のSuicaですから、
デポジットや返金の条件は通常のSuicaと同じです。
ただ、書かれている通り「受け取り後7日以内」でなければ、
「東京駅開業100周年記念Suica」は交換・返品ができないとあります。
これは、特殊なデザインのSuicaで数量発行枚数が限られているためでしょう。
Suicaの動作確認
Suicaの動作確認は「残高」を確認することで行えます。
2000円を払って「電子マネー」を購入したのですから、
受け取っても使うことはないから「ふーん」ではなく金券としての価値があるかは、
ちゃんとチェックした方がいいでしょう。
自宅で確定申告(e-Tax)などをされたことがある方であれば、
Felicaリーダーはお持ちのことと思います。
こんな風貌のものです。VAIOなどだとキーボード横などについていることもあります。
スマホがあれば、オサイフケータイのFelicaリーダーを利用してもいいでしょう。
私は結構前に購入したものなので、RC-S370というものを利用しています。
※Windows8 Pro x64でも十分に動作しました。(on Macbook Pro with Bootcamp)
接続したらどこに置いて利用してもいいでしょう。
最新のFericaリーダーを購入されるなら、RC-S390が現行です。
(以下はRC-S370)
RC-S380なら割安で手に入るようです。
SONY 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi(パソリ) USB対応 RC-S380現行の最新はRC-S390になっています。こちらはBluetooth通信でワイヤレス接続が可能に。
白地にケーブルレスのデザインが格好いい。
amazon Promotion
RS-390Sが「Bluetooth」に対応しているということは・・・
どういう利点があるのかというと、
オサイフケータイのないiPhoneで利用できるということです。
※アプリは当然無料です
iOSアプリ「パソリユーティリティ」 | 電子マネー関連アプリ | FLO:Q (フローク)
ここではWindows上で接続してSuicaの残高確認を行います。
Suicaの確認には、
「Sony Japan | FeliCa | 個人のお客様 | ダウンロード | SFCard Viewer 2」が利用できます。
インストールして起動し、Felicaをリーダーに載せると、
画面に残高が表示されます。
「東京駅開業100周年記念Suica」はエアパッキンに包まれていますが、
そのままでは残高の確認ができないことに気づきました。
(ほんの5mmほど浮いてるだけなんですけどね)
しぶしぶエアパッキンから出し、直に置きます。
アプリ上に残高「1500円」が表示されました。
2000円で購入して、残高が1500円です。
500円はデポジット制度によって、カード返却時に返金されることになっていましたが、
現在の利用規約では、返却(残高払い戻し)時に220円が請求されるようになっています。
ですので500円を満額で返却を受けることができなくなっています。
500-220=280円返金可能。
(払いもどし)第15条
Suicaが不要となった場合は、利用者は当社が指定する駅にSuicaカードを返却し、SF残額(10円未満のは数がある場合は、10円単位に切り上げた額。以下本条において同じ。)を一括して払いもどしの請求をすることができます。この場合、Suica1枚につき手数料として220円(SF残額が220円に満たない場合はその額)を支払うものとします。
一応、Suicaが生まれた当初は500円が返ってくる謳い文句だったんだけど、
この条項は元からあったんだろうか。
残高が220円に満たない場合、
一応は「貸与」という位置づけのSuicaですが、
無くしたとして机に封印するか、残高を捨てて返却し500円を受け取るかになります。
払い戻し請求を行わずに、返却すれば500円が戻るはずです。
(デポジット)第6条
前条の規定により、当社は、Suicaカードを利用者に貸与する場合、デポジットとしてSuicaカード1枚につき500円を現金で収受します。
2. 当社が貸与したSuicaカードを、利用者が当社に返却したときは、第11条、第43条、第44条及び第46条に定める場合を除き、デポジットを返却します。
3. デポジットはSFの使用等に充当することはできません。
ともあれ、残高がちゃんと1500円として表示されて、
動作することが確認できました。
「東京駅開業100周年記念Suica」が到着後7日を超えてから、
不良品だと分かった場合でも通常のSuicaとしてであれば、
「障害再発行」を受けることができます。
デザインは「東京駅開業100周年記念Suica」として、
受け取ることはできない対応になることとは思いますが。
(障害再発行)第17条
Suicaの破損等によって自動改札機での使用、乗車券類発売機若しくはSuicaの処理が可能な車内補充券発行機(以下「乗車券類発売機等」という。)並びに指定席券売機による乗車券類等との引換え又は自動精算機による精算が不能となった場合で、利用者が当該Suicaとともに別に定める申込書をSuicaの障害再発行を行う駅に提出したときは、その原因が利用者の故意又は重大な過失であると認められる場合を除き、当社は請求日翌日の窓口営業開始時間までに当該Suicaの使用停止措置を行い、14日以内に再発行を行います。ただし、裏面に刻印されたカードの番号が判読できない場合は再発行は行いません。また、当該Suicaに発売したSuica特別車両券がある場合は、当該Suica特別車両券の再発行は行いません。
「東京駅開業100周年記念Suica」のデザインとして、
不良品の交換を受ける場合には7日という制限が設けられていますので、
ちゃんと電子マネーとして機能するかは確認しておいた方がいいでしょう。
ちなみにSuicaには10年という期限が設けられています。
10年放置すると、この1500円は「失効」しますのでご注意を!
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