サクラエディタ(Sakura Editor)のマクロ生成の方法と保存

2013/10/17 2014/11/29

wordpressなどでエクスポートしたSQLファイルのドメインなどを置換する作業は面倒な作業です。
毎回同じ作業を行う場合にはマクロを記述じ実行することで、
効率化を行うとともにミスを防ぐことができるようになります。

はじめに

SQLファイルなどの文字列を一括して変換する際に、
置換コマンドを利用して一括変換を行うことはよくあることでしょう。

たった一度の置換作業であれば毎回置換文字列を入力し置換を行っても大した労力にはなりません。
しかし、毎回同じ作業を行う場合や、複数のファイルに同じ変換作業を行う場合に、
その都度、複数のコマンドを打ち込んでいては、置換漏れなどが発生して、
後からリカバリする作業が発生したりする可能性があります。

ミスなく、置換作業を終えるためには、作業をマクロに記述してしまった方が便利です。

置換マクロの記述（記録）

私の場合はいつもsakuraエディタを利用させていただいているので、
ここではsakuraエディタを例としてご紹介させて頂きます。
その他のエディタでも似たような機能はあると思います。

今回はwordpressのエクスポートSQLファイルを、
ローカル内のドメインに置換して利用する作業を例にご紹介します。

置換文字列は以下のように複数回の置換を行うことを目的としています。

①　algorhythnn.jp/blg/wordpress　→　htdocs.domain.local/blg_local/wp361
②　algorhythnn.jp/blg　→　htdocs.domain.local/blg_local
③　algorhythnn.jp　→　htdocs.domain.local
④　/blg/　→　/blg_local/

この４回の置換作業を８個のエクスポートファイルに行いたいのですが、
手動で行った場合には、32回置換を行う必要が発生してしまいます。
そこで一回目の作業を記録して作業します。

マクロの記録

sakuraエディタで置換を行いたいファイルを開きます。
[ツール]-[キーマクロの記録開始]をクリックし、マクロの記録を開始します。

キーマクロの記録開始

マクロの記録を開始したら、上記の①～④の置換作業を順に行っていきます。

各置換作業の実行と記録

マクロの保存

すべての置換を終了したら[キーマクロの記録終了&保存]をクリックしてマクロを保存します。

キーマクロの記録終了と保存

ファイルダイアログで保存します。

マクロの保存

保存したマクロの確認

今保存したマクロファイルを右クリックして[SAKURAで開く]を選択し開きます。

開いたマクロには以下のように記述がされていますので、
置換処理が正しいことを確認します。

//キーボードマクロのファイル
S_ReplaceAll('algorhythnn.jp/blg/wordpress', 'htdocs.domain.local/blg_local/wp361', 24);	// すべて置換
S_ReDraw(0);	// 再描画
S_ReplaceAll('algorhythnn.jp/blg', 'htdocs.domain.local/blg_local', 24);	// すべて置換
S_ReDraw(0);	// 再描画
S_ReplaceAll('algorhythnn.jp', 'htdocs.domain.local', 24);	// すべて置換
S_ReDraw(0);	// 再描画
S_ReplaceAll('/blg/', '/blg_local/', 24);	// すべて置換
S_ReDraw(0);	// 再描画