スマートEEスイッチ１台で複数の照明を接続する配線例

日没に自動で点灯し、数時間後に消灯する「スマートEEスイッチ(EE4518)」は、
とても便利なスイッチです。
このスマートEEスイッチで複数の照明を制御したい場合の配線例をご紹介します。

スマートEEスイッチ１台で複数の照明を接続

スマートEEスイッチの配線は、電源側・負荷側それぞれの接続をします。
負荷側には照明などのEEスイッチでON/OFFしたい機器を接続します。

その為、既存のスイッチが設けられている配線を、
そのまま利用してEEスイッチを設置するのが困難な場合が普通です。

また複数の照明を１台のEEスイッチで制御する場合も同じです。

以下のような配線で２つの照明が設置されているとします。

複数照明（既存配線例）

なんだか、ごちゃごちゃした配線例

この照明２台に対してEEスイッチを設置して、自動点灯消灯を制御しかつ、
既存の壁スイッチでもそれぞれを個別に消灯できるようにする場合、

以下のような配線例が考えられます。

既存の配線を切って、繋いで・・・間違えそうです。

複数照明スイッチ導入例・EE4518Q

EEスイッチ用押釦を併設したような場合はこんな感じです。

複数照明スイッチ（押釦併設）導入例・EE4518Q

実際、現場で配線を考えたりする場合には、
結構、頭がこんがらがったりしていい案が浮かばなかったりもします。

どうしてもEEスイッチの負荷側の電源線からの配線(屋外)に対して、
照明のスイッチ(屋内)を設置しなければ、照明の個別ON/OFFができません。

その為、電源(屋内→屋外)、負荷側(屋外→屋内)の２系統が必要になってしまい、
このような難解な配線になってしまいがちです。

VVF 3C利用ですっきり配線

上では２C配線を１本でEEスイッチまで電源を引き、
EEスイッチの負荷側をそれぞれの照明に接続していました。

そこを3C配線でEEスイッチまで接続すれば、よりすっきりします。

EEスイッチまでの電源線と、負荷側の電源線を3C配線１本で接続します。

ここでは赤線を負荷側の電源線として屋内のスイッチまで、
配線することに利用しています。

EEスイッチ3C接続例

EEスイッチ用押釦を併設する場合は、電源側に対して接続します。

EEスイッチ用押釦については以下でご紹介しています。

EEスイッチ3C接続例・押釦併設

EEスイッチの増設によって、
既存の照明を自動化する場合には、何らかの配線工事が必要になります。

できる限り、電線の敷設が少なくなる方が負担が軽く増設が行えます。
またできる限りシンプルな配線の方が後々のメンテナンスが楽になります。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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