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投稿前後へのコード挿入を簡単にしてくれる-wordpressプラグイン

wordpressを利用したサイトで投稿の前に広告を表示したり、
投稿の最後に定型文を挿入したりする場合に、
テーマファイルのソースを変更することなく、任意のタグを挿入する方法をまとめてご紹介します。
皆さんはどのようにカスタマイズされていますか。

はじめに

ブログを運営していてGoogle™AdSenseなどの
広告を表示したいと思うことはよくあることでしょう。

個別に挿入することもあれば、コンテンツマッチ広告など、
自動で広告表示を行ってくれるプログラムもあります。
そうした自動で広告表示を行ってくれるプログラムなどを、
投稿の前後などに挿入しようと思った際に利用できるプラグインをご紹介します。

プラグインとして導入することによって、
テーマファイルを編集することなく機能を追加することができます。

AdSenseの表示に特化したものから、
おまけで付いているだけの機能だったりと様々です。

尚、本投稿はwordpressプラグイン人柱の1コンテンツです。

プラグイン例

投稿の挿入などのカスタマイズを行うプラグインは様々ありますが、
私が今回ご紹介するのは以下のプラグインです。

この他にもGoogle AdSenseに特化したプラグインなども多く存在していますので、
そうしたものを利用されるのもいいと思います。

どれを使うかという点では何がしたいのかという目的によると思います。
ただプラグインという特性上、必要のない機能は実装しないというスタンスも重要だと思います。

それでは順を追ってご紹介していきます。

PostPost

もっとも有名どころの挿入プラグインではないでしょうか。
しかし、既に導入されている方以外は入手が困難な状態にあります。
2010/10/01に確認したところダウンロードができないようになってしまっています。

このプラグインは投稿の前後、固定ページの前後に対して挿入を行うことができるプラグインです。
他Feedの前後に挿入する機能も持ち合わせています。

設定画面はシンプルで挿入したいエリアに対して、コードを記述するだけです。
特に迷うことはありませんが、条件分岐などの指定はできません。

各設定は以下のような意味です。

  • Before Every Post:
    - 各投稿本文の前へ挿入します。
  • After Every Post:
    - 各投稿本文の後へ挿入します。
  • Before Single Post on Page:
    - 個別投稿の前へ挿入します(*1:バグの模様で出力されない)
  • After Single Post on Page:
    - 個別投稿の後へ挿入します(*1:バグの模様で出力されない)
  • Before the Feed:
    - 各フィードの前へ挿入します。
  • Before each Post in Feed:
    - 各フィード本文の前へ挿入します。
  • After each Post in Feed:
    - 各フィードの後へ挿入します。
  • After the Feed:
    - 各フィード本文の後へ挿入します。
  • Before your Page:
    - 各固定ページの前へ挿入します。
  • After your Page:
    - 各固定ページの後へ挿入します。
02_PostPost設定画面

PostPost設定画面

(*1)について
どうやら、標準では[Before Single Post on Page][After Single Post on Page]は、
正しく動作していないようで、何も出力がされません。
対応方法を考えてくださった方がおられますが、特に必要がなければ空白でよいでしょう。
[WordPress]PostPostプラグインで個別記事(Single)の設定が反映されない件の解決法

といいますか、開発が終了している時点で、自分でカスタムしてしまって、
より使いやすいものにするのはアリだと思います。

簡単に機能を図式にすると以下のようになります。

個別投稿・固定ページの表示

投稿や個別ページの本文の前後に挿入されます。

01_PostPost・固定ページ,個別投稿

PostPost・固定ページ,個別投稿

TOPページの表示

ただ、PostPostには注意が必要です。
TOPページやアーカイブページの抜粋表示の回数分定型文が挿入されます。

02_PostPost・ホーム,アーカイブ

PostPost・ホーム,アーカイブ

他フィードリーダーに対してのみ出力を行う設定も可能です。
利用されるかはわかりませんが・・・。

07_Feed詳細の表示

Feed詳細の表示

設定はとてもシンプルです。
どうして開発が終了し、公開さえされなくなってしまったのか悔やまれます。

今現在このプラグインを持っている方は、停止はしても削除はせず、
ローカルにダウンロードしておき、遺物として大切にしましょう。

このプラグインの詳細は以下でご紹介しています。

PostPost | wordpress.org
投稿の前後挿入にPostPost-wordpressプラグインを利用が(配布されなくなっていた)

Header and Footer

Header and Footerは投稿の前後に挿入する機能と<head>部に挿入する機能があります。
こうしたプラグインには珍しく、PHPを実行することが可能です。

<?php ・・・  ?>で記述すれば、投稿の前後やページ最下部で
PHPによってHTMLを組み立てて出力させるといった処理が可能になります。

設定画面については複数タブに分かれていますので、
投稿の詳細を見て頂けたらと思いますが、以下のような設定画面です。

投稿向けの設定

個別投稿の前後に挿入する処理を記述します。
TOPページ・アーカイブページには出力されません。

10_Post content設定

Post content設定

ページ向けの設定

固定ページの前後に挿入する処理を記述します。

12_Page content設定

Page content設定

個別投稿・固定ページの表示

簡単に機能を図式にすると以下のようになります。

04_Header and Footer

Header and Footer

単純に投稿の前後に定型文や決まった処理を記述するのであればこれもシンプルです。
ただ、使わない他の機能が多くなってしまうかもしれない点が、
人によっては敬遠される部分かもしれません。

プログラムはPHPに限らずJavaScriptでも実現できると言ってしまえばそうでしょう。
ただ、JavaScriptでもできるし、PHPでもできるという幅が広がるという意味では便利だと思います。

ただ、PHPの実行をこうした処理で行うことはEval処理を行っているでしょうから、
敬遠されるかもしれませんね。
本体なら独自のショートコードを定義して、PHPの処理を呼び出す方がスマートかもしれません。

このプラグインの詳細は以下でご紹介しています。
Header and Footer | wordpress.org
headタグ挿入にHeader and Footer-wordpressプラグインを利用

EZ Zenback

EZ Zenbackは本来は挿入を行うことを目的としているプラグインではなく、
SNS共有を自身のブログなどで活性化してくれるプラグインです。
ブログ共有データの一括表示にはZenback-wordpressプラグインを利用

本来はSNSで共有、拡散されたデータをブログに表示し関連する投稿をリスト化してくれたりします。

しかし、EZ Zenbackにはタグ挿入機能を備えており、
それだけでも便利だからとEZ Zenbackを導入されている方もおられます。

設定はシンプルで[本文・抜粋の前][本文・抜粋の後]が設定できます。
また表示する対象をそれぞれ選択することができます。

  • ホーム
  • 投稿
  • 固定ページ
  • カテゴリー
  • 検索結果
  • アーカイブ
01_Zenback設定画面(抜粋)

Zenback設定画面(抜粋)

簡単に機能を図式にすると以下のようになります。

個別投稿・固定ページの表示

個別投稿や固定ページの本文の前後に挿入されます。

03_EZ Zenback・固定ページ,個別投稿

EZ Zenback・固定ページ,個別投稿

TOPページの表示

ただ、EZ Zenbackも注意が必要です。
TOPページやアーカイブページの抜粋表示の回数分定型文が挿入されます。

04_EZ Zenback・ホーム,検索,アーカイブ

EZ Zenback・ホーム,検索,アーカイブ

このプラグインの詳細は以下でご紹介しています。
EZ zenback | wordpress.org
投稿の前後に任意のタグを挿入にはZenback-wordpressプラグインを利用(できる)

New Adman

New AdmanはGoogle™AdSense特化型のプラグインです。
Google AdSenseポリシーに準拠したTOPページの繰り返しなどに、
対応が容易であることがこのプラグインのメリットです。

設定画面では以下の設定が行えます。

  • Ad-Code to appear on homepage only, before your first post:
    この設定ではホームページ(TOPページ)のみで表示され、
    TOPページで表示される最初の投稿の直前のみの挿入されます。
  • Ad-Code to appear before your post content:
    この設定では個別投稿の本文の直前に挿入されます。
  • Ad-Code to appear in the middle (calculated)or where you specify <!– adman –>:
    この設定では個別投稿の本文の中央に挿入されます。
    挿入位置は自動計算で中央に挿入されますが、
    admanタグで位置を指定することも可能です。
  • Ad-Code to appear after your post content
    この設定では個別投稿の本文の最後に挿入されます。
02_設定画面の概略

設定画面の概略 

簡単に機能を図式にすると以下のようになります。

個別投稿の表示

個別投稿のみの本文の前後に挿入されます。

05_New Adman・個別投稿

New Adman・個別投稿

TOPページの表示

TOPページの抜粋表示の1行目の本文抜粋の前にのみ挿入されます。

06_New Adman・ホーム

New Adman・ホーム

ただ固定ページやカテゴリ、タグなどに表示されない点が、
少し物足りない部分かもしれません。

このプラグインの詳細は以下でご紹介しています。
New Adman | wordpress.org
投稿の前後挿入にNew Adman_v1.6.8-wordpressプラグインを利用

Post 6 WidgetArea

Post 6 Widget Areaは投稿の挿入を行う設定を
ウィジェットで行うという斬新なプラグインです。

ウィジェットで行うことから、
様々なプラグインによって提供されるウィジェットの恩恵を受けることができます。
標準で[Post 6 テキスト]というJavaScriptの実行ができるウィジェットが提供されています。
その他にも、以下のようなプラグインを利用して幅を広げることができます。

  • テキストウィジェット
    wordpress標準
  • HTML Javascript Adder
    テキスト・JavaScriptウィジェット(管理者条件で非表示機能あり)
  • Executable PHP widget
    PHPの実行が行えるウィジェット
  • Widget Logic

    ウィジェット条件分岐機能追加

その他、使い方はあなた次第です。

設定画面は以下のような画面でPost 6 Widget Area全体の設定を行います。

17_設定画面

設定画面

どこの部分に挿入を行うかといった設定は、追加されているウィジェットエリアに対応しています。
対応するウィジェットエリアに対して追加したものが、そのエリアに出力されます。

  • Post6 head タグ要素内
  • Post6 ページエリアスタート部
  • Post6 個別記事コンテンツ前
  • Post6 記事中ショートコード/モアタグ位置
  • Post6 個別記事コンテンツ後
  • Post6 ページエリアエンド部
04_追加ウィジェットの表示

追加ウィジェットの表示

追加したウィジェットの表示条件などの詳細設定は個々に追加したウィジェットの機能を利用します。
Post 6 Widget Areaの標準で[Post 6 テキスト]の場合、
日付による有効期間設定やカテゴリ条件などの指定が行えます。

適宜、用途に合ったウィジェットを利用することができ、可能性が広がります。

05_Post6テキストウィジェットオプション

Post6テキストウィジェットオプション

簡単に機能を図式にすると以下のようになります。

ホーム・アーカイブの表示

ホームページアーカイブではページの開始・終了箇所に挿入できます。
なお、出力対象とする以下の種類をチェックボックスで指定することができます。

  • ホームページ
  • 固定ページ
  • 個別投稿ページ
  • アーカイブページ
07_Post6 Wiget Area・ホーム,アーカイブ

Post6 Wiget Area・ホーム,アーカイブ

個別投稿の表示

個別投稿の表示ではページの開始終了に加えて、個別記事の前後に挿入することができます。
また個別記事のmoreタグ位置に対して、挿入することも可能です。
moreタグをショートコードで挿入することができます。

08_Post6 Wiget Area・個別投稿

Post6 Wiget Area・個別投稿

固定ページの表示

固定ページでは、ホームページアーカイブ同様にページの開始・終了箇所に挿入できます。
※固定ページが出力対象に選択されている必要があります。

09_Post6 Wiget Area・固定ページ

Post6 Wiget Area・固定ページ

このプラグインは使い手によって様々な使い方をされることが想定されるため、
こうしなければならないという明確な答えはありません。
私は例にあげたウィジェットを組み合わせて、Google™AdSenseの表示に利用しています。

結構、使い始めると面白いと思います。

このプラグインの詳細は以下でご紹介しています。
Post 6 Widget Area | wordpress.org
※このプラグインはJetPackとの相性がありますので、
導入の際にはご一読されることをお勧めします。
【再投稿】投稿の前後挿入にPost6WidgetArea_v0.6.2-wordpressプラグインを利用

プロモーション(btm)

Google or AdMax Promotion (it)

さいごに

こうした挿入系のプラグインで検索をすると、
結果に表示されるのがPostPostか、たまにEZ Zenbackが表示される感じです。

私の検索スキルの問題かもしれませんが、意外と探すのに苦労しました。

実際「ページの前後に挿入」とか「投稿の前後に挿入」と言われても、
TOPで繰り返されるとか、されないとかは導入してみなければわからなかったりします。
図で少しでもイメージにつながるといいなと思います。

結果として知ったプラグインもありましたが、
隠れた機能だったりもするので、何かのお役に立てましたら幸いです。

Google™はGoogle Inc. の登録商標(第4478963号及び第4906016号)です。
GoogleロゴはGoogle Inc. の国際登録商標です。
国際登録番号:881006及び926052及び1086299及び1091990及び1145934
AdSense™はGoogle Inc. の登録商標(第4899412号)です。

公開日:
最終更新日:2014/12/04

最後までお読みいただきありがとうございました。

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