Google Analyticsアクセス解析を忍者ブログで利用する方法

2013/08/26 2014/11/22

Google Analytics™は皆さんご利用でしょうか。
こうした優れたアクセス解析ツールを各社無料ブログで利用したい
そう思うことはよくあることでしょう。
今回は忍者ブログ™でGoogle Analyticsを利用する方法をご紹介します。

他社の無料ブログでどのように設定するのかなどが、
気になるようでしたら以下の投稿をどうぞ。
無料ブログ各社のGoogle Analytics利用可否と方法

はじめに

無料ブログには既に独自のアクセス解析ツールが付属していて、
サービスを始めるとともにすぐにアクセス数等が確認できて便利なものです。
しかしこうした標準のアクセス解析ツールでは、
あくまでも標準で提供された内容のみが確認でき、
もっと詳細に解析データを確認したいと思っても、確認することができません。

そこで、アクセス解析でもっとも普及しているであろう、
Google Analyticsを利用しようと思うわけです。

GoogleAnalyticsを忍者で！

利用規約上問題はないか

忍者ブログといった無料ブログサービスなどの、
外部Webサービスを利用するにあたって、
まず確認しなければならないことは利用規約です。

忍者ブログの利用規約の禁止事項に対して、
このような外部プログラムの利用が認められていることを確認する必要があります。

忍者ブログ利用規約

この中には禁止事項等が書かれています。
以下は2013/08/26時点の第５条抜粋です。

第5条禁止事項

当社は、利用者に対し、以下の各号のいずれかに該当する行為または該当すると当社が判断する行為を禁止します。

アカウントを第三者に譲渡、貸与、使用許諾する行為

暴力的、猟奇的表現やわいせつ、児童ポルノまたは児童虐待等に相当する表現、又それらを意図した表現の掲載をする行為

法令、公序良俗に反する行為及びそれらに反する内容を含む表現の掲載をする行為

アダルトサイト、無修正ビデオ映像のダウンロードサイト、児童買春・ポルノサイト、その他これらに類し問題があると当社が判断したサイトへのリンクを掲載する行為

異性との出会い等を希望、及び異性交際の相手方となるように誘引する行為、または誘引に結びつくおそれのある行為、並びに、売買春行為の幇助行為、勧誘行為

法令に違反し、または違反するおそれのある行為、及び違法行為を請け負い、仲介し、または誘引する行為

詐欺、規制薬物の濫用、児童売買春、預貯金口座及び携帯電話の違法な売買等の犯罪に結びつく、またはその恐れのある行為

他の利用者または第三者、もしくは当社に著しく迷惑をかける行為

他の利用者になりすまして本サービスを利用する行為

ねずみ講などに代表される、無限連鎖講に類する行為等に第三者を勧誘する内容の情報を掲載する行為

他のユーザーまたは第三者の事前の承諾なしに、これらの個人情報を収集する行為、またはこれらの個人情報を本人の許可なく使用、掲載、提供する行為

他のユーザーまたは第三者、もしくは当社の著作権、商標権などの知的財産所有権を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為

他のユーザーまたは第三者、もしくは当社の財産、プライバシー、肖像権若しくはパブリシティ権、その他の権利・利益を侵害する行為または侵害するおそれのある行為

誹謗中傷する行為、または特定の実在する人物への精神的にあるいは肉体的に苦痛を与える行為、またはそれらを誘発させる行為

不適切、不必要に攻撃的、冒涜的な文言を掲載する等の行為により、全てのユーザーが楽しくサービスを使用することを妨げる行為やそれを冗長する行為

自殺、自傷行為、薬物乱用等を美化・誘発・助長する恐れのある言葉、その他の表現を掲載する行為、また、自殺を行う方法を掲載する行為

虚偽または誤解を招くような内容を含む情報等を掲載する行為、又事実に反する情報を送信・掲示する行為

リンクスパム（ワンクリック詐欺リンク等を含むが、これに限られない）を使用する行為、URL転送として利用する行為

承諾を得ない電子メール（スパムメール等）などで広告・宣伝・勧誘をする行為

多数のトラックバックを送信するなど、第三者のサイトやブログ運営に著しく迷惑をかける行為

ファイル置き場としての利用、ブログとして使用する以外の目的での利用（6ヵ月以上更新がなされていない、記事が存在せずアップロードしたファイルが多数存在する場合等）

大量に広告や記事を生成したり、それらを自動的に投稿したりするツール等の使用

表示されるべき広告を不正に非表示にする、もしくは広告としての効果を意図的に著しく下げる行為

ウィルス等の有害なコンピュータープログラム等を送信または書き込む行為

当社ネットワークやサーバー設備等に不正にアクセスする行為

当社サーバーに極端に負荷を与え、またはセキュリティーの低下を招く行為、それらのおそれのある行為

本サービスの全部、もしくは一部を販売する行為

本サービスのURLや本サービス内のコンテンツ、プログラム、ソース等を、当社に無断で複製、公衆送信等して使用すること

画像やその他データを投稿する際、当該データと無関係のウェブサイトのURLを、当該データと関連するウェブサイトのURLであるかのように登録する行為

本サービス自体の技術研究を目的としての申込み及び利用

本サービスの信頼を失墜させる内容を掲載する行為

本サービスないしその他の『忍者ツールズ』の各種サービスの管理・運営を妨げる目的での利用

本規約に違反する行為

その他、当社が本サービスの利用者として適切でないと判断する行為

確認した感じとして、社会通念上のNG行為全般や、出会い系に関する行為、
未承諾商業行為の禁止などが挙げられています。

今回のGoogle Analyticsなどに関する禁止規定の明記はありませんので、
特に問題ないものと解釈できます。

ただし、第３４項の最後には、
「その他、当社が本サービスの利用者として適切でないと判断する行為」との、
記述がありますのであくまでも自己責任として対応をお願いします。
忍者ブログの利用停止などのいかなる損害に関しても私はその責を負いません。

少し気になったのは、
「第30項：本サービス自体の技術研究を目的としての申込み及び利用」ですが、
これはこうしたサービスの利用検討も該当するのかが少し危ういかなと思うところです。

Google Analyticsコードの取得

Google Analyticsにてトラッキングコードを取得する方法は、以下の投稿を参考にしてください。
GoogleAnalyticsの新規ユーザー登録
 GoogleAnalyticsのユニバーサルアナリティクスコードを取得する(追加)

尚、今回は今後主流となるであろう、
Universal Analyticsによるプロパティーを利用した、
Universal Analyticsトラッキングコードでご説明します。

取得したUniversal Analyticsトラッキングコードは以下のようなソースです。

<script>
  (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
  (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
  m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
  })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

  ga('create', 'UA-42XXXX93-11', 'shinobi.jp');
  ga('send', 'pageview');

</script>

(function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){

(i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),

m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)

})(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

ga('create', 'UA-42XXXX93-11', 'shinobi.jp');

ga('send', 'pageview');

</script>

アナリティクスのトラッキングコードが上記のものと違っている場合には、
貴方の利用しているトラッキングプロパティーが、
標準アナリティクスを採用していることになります。

貼り付けるソースはどちらでも構いませんのでご利用のソースを貼り付けてください。
標準アナリティクスについては以下の投稿を参照ください。
GoogleAnalyticsの標準アナリティクスコードを取得する(追加)

忍者ブログに対する設定

忍者ブログでGoogle Analyticsのトラッキングコードのような、
JavaScriptプログラムを実装する方法として提供されている方法には、
タグ挿入機能を利用します。

この機能はlivedoorブログなどでも採用されている、
head部に指定タグのみを挿入できる機能です。
Google Analyticsアクセス解析をlivedoorブログで利用する方法（挿入）

トラッキングコードのタグ挿入設定

ブログ管理画面のサイドメニューから[共通タグ]をクリックします。

共通タグの選択

表示された共通タグの編集画面で、
上部の[<head>内]というタブが選択されていることを確認し、
下部のフィールドに対してトラッキングコードを設定します。

共通タグの編集

フィールドにGoogle Analyticsコードを貼り付けたら、
下部の[保存]をクリックします。

トラッキングコードの貼り付け

保存が完了すると完了メッセージが表示されます。

完了メッセージ確認

表示の確認

ブラウザから自身のサイトにアクセスして表示します。
レイアウト等が崩れていないことを確認します。

ページのソースを確認すると、プラグインを配置した位置に、
トラッキングコードが出力されています。

Webページの確認

このトラッキングコードの設定では特に表示が追加されたり、
見た目で何か変更になることはありません。

Google Analytics設定の確認

レポートデータの確認

レポートの[リアルタイム]－[サマリー]で現在のアクセスユーザー数の確認ができます。
自分で自サイトをブラウザで開き、レポートを確認すると、
現在のユーザー数に自分が確認できます。

Google Analyticsのデータは完全にリアルタイムで確認ができるわけではありません。
データを受信してから、翌日などにデータの確認を行ってください。

GoogleAnalytics動作の確認

さいごに

いかがだったでしょうか。
標準の忍者ブログのアクセス解析にプラスして、
詳細なアクセス解析ができるようになるのはとても便利なことです。

それぞれの解析メリットを利用しながら、サイト運営をしていけばいいと思います。