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レンタルサーバーの契約前にApache Benchでレスポンスを確認しよう

      2014/11/22

レンタルサーバーでWordPressなどを利用してブログやサイトを公開しようと思った際に、
最初に悩むのがサーバーをどこにするかという点です。
私も最初、悩みました。
可能であれば実際にサイトを公開している環境で表示の確認をしたりしたいと思うものです。
そこで実際に各サーバー上にWordPressを設置して表示の確認ができるようにしました。

 

使いたいサーバーで公開しているサイトは?

レンタルサーバーの契約前にサーバーのレスポンスなどを確認するに当たっては、
当然、利用したいサーバーを使っているサイトに出会えれば、
サイトの表示を確認することができます。

しかし、この環境で公開しているサイトは?となると、
探すのは大変なものです。

そうなると、実際に契約するなり利用登録するなりして、
WordPressを自分で公開して検証するのですが、これがとても面倒な作業です。

誰かが検証した環境がもしあるなら、それを他の人が見ても同じだと思うのです。
たぶん、自分が検証した環境がそのままあると、
他の人にとっても手間が省けていいんじゃないだろうか?

そんな素朴な気持ちからこの投稿を作成しています。

 

プロモーション(btm)

Google or AdMax Promotion (it)

表示確認ができるサイト情報

では実際に表示の確認ができる環境を以下にご紹介しておきます。

無料、格安、有料と各サーバーを利用して公開しています。

この動作環境では以下のサーバー環境を現在公開しています。

  • xdomain - 無料
  • 000webhost.com - 無料
  • minibird(ミニバード) - 格安
  • 100円サーバー - 格安
  • XSERVER - 有料
  • KAGOYA - 有料

 

 

レンタルサーバーの契約前にApache Benchでレスポンスを確認

では、こうした環境でパフォーマンスをチェックする場合に、
簡単に利用できるのがApache Benchによる確認です。

ローカル環境に対してApacheがインストール済みである必要がありますが、
ローカル環境でApacheがインストールできていれば、
実際の運用サイトを事前にローカル環境でチェックができたりと便利です。

これからブログなどを公開するのであれば、Apacheをインストールしておく方がいいと思います。

 

Apacheのローカルインストール

ローカル環境にApacheをインストールする手順は以下でご紹介しています。

 

Apache Benchの実行準備

Apacheをインストールしたら Apache Benchを利用したチェックが行えます。

Apache Benchの実行ファイルは、Apacheをインストールしたフォルダ内にあります。
Apacheを「c:\Apache\」にインストールした場合は以下になります。

 

Apache Benchの公式ドキュメントは以下に公開されています。

ab – Apache HTTP server benchmarking tool – Apache HTTP Server Version 2.2  (引用抜粋)

-c concurrency Number of multiple requests to perform at a time. Default is one request at a time.

(意訳)Numberに指定した数の複数要求を一度に実行します。デフォルトは、一度に1つの要求です。

-n requests Number of requests to perform for the benchmarking session. The default is to just perform a single request which usually leads to non-representative benchmarking results.

(意訳)Numberに指定した数のリクエストをベンチマークセッションのために実行します。デフォルトでは単一の要求を行ないます。

この -c と -n を利用することでベンチマークで発生させる負荷の調整を指定します。

 

Apache Benchの実行

Apache Benchの実行例は以下のような感じです。

これで、10回の同時接続要求で100回のページリクエストを行うことになります。

実行先のURLは「http://000webhost.rensrv.com/」を指定しています。

 

Apache Benchは基本的に自身が管理しているサーバーに対して行うものとご理解ください。
自分以外の方が利用しているサーバーにこうした負荷をかけることは、
マナー違反であると言えますし、場合によっては攻撃と解釈されることもあるでしょう。
自分が管理しているサーバー以外に実行されることはお控えください。

 

実際にApache Benchを実行すると以下のような結果が得られます。

 

Apache Benchの結果確認

Apache Benchに表示されている結果は、ヘルプのから読み解くことができます。

ab – Apache HTTP server benchmarking tool – Apache HTTP Server Version 2.2  (引用抜粋)

Complete requests
The number of successful responses recieved
(意訳)受信に成功した応答の数

Failed requests
The number of requests that were considered a failure. If the number is greater than zero, another line will be printed showing the numer of requests that failed due to connecting, reading, incorrect content length, or exceptions.
(意訳)失敗したと見なされたリクエストの数。 数がゼロよりも大きい場合には、別のラインが原因の接続、読み取り、不正なコンテンツの長さ、または例外に失敗した要求のNUMERを示す出力がされます。

Requests per second
This is the number of requests per second. This value is the result of dividing the number of requests by the total time taken
(意訳)これは、秒あたりの要求の数である。この値は、総時間による要求の数を割った結果である。

 

22、23行目に注目すると以下のように出力されています。

100の応答のうちに、97が失敗とみなされた応答になっています。
この要求の失敗が発生していないことは重要な要素です。

 

また総要求時間から1秒あたりに処理された要求数を確認することもできます。

この場合、1秒間に2.17回の要求が処理されたことになります。
この値が大きいほど処理のパフォーマンスがいいという判断ができます。

 

その他の結果は公式ヘルプからそれぞれを確認して頂ければと思いますが、
エラーが発生していないか、同時接続要求が十分に処理ができているかなどの判断ができます。

 

さいごに

こうしたチェックを事前にしておくことは、
サイトの運用において、長期的に見た時にアクセスが集中して、
サイトの引っ越しなどをしなければならない事態を減らすことができることになります。

アクセスが少ないうちはいいのですが、
サイトの引っ越しには細心の注意が必要ですし、一定のリスクを伴います。

予算が許すのであれば極力パフォーマンスがよく、
コストがかからないサーバーを選んでおきたいものです。

 


*本ページ内に記載されされた各社ブランド、サービス名、商標、登録商標については、
各社ブランドのロゴや商標等に関する帰属についてをご確認ください


最後までお読みいただきありがとうございました。

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