産後母体管理に対する疑問と子宮収縮剤の投与(出産を成功させるために確認して欲しいこと-5)
2017/07/05
妻が初めての出産を経験し、出産後に行われた医療行為において、
同意なき投薬が平然と行われてしまう実態についてご紹介します。
2017/07/05追記
神戸の医療事故を受けて改めて夫としての妊娠・出産としての心構えをご紹介しました。
本投稿は以下の概略の中の1投稿です。
概略
- 出産方法の選択と事前相談
(産科医療とうまく付き合って出産を成功させるために確認して欲しいこと) - 出産予定日超過と計画分娩の勧め
- 運動による陣痛促進努力
- 分娩監視の適当さ加減と陣痛促進剤投与の執拗な勧め
- 産後母体管理に対する疑問と子宮収縮剤の同意なき投与-本投稿
- 診療明細の不開示
- 産院の選択において確認したいこと
- 総括
また出産にかかった実際の金額についてご紹介しています。
産後母体管理に対する疑問
産後の経過観察は数時間おきに出血量のチェックが行われました。
妻の出血量の情報は正確な値は持ち合わせていませんが、
助産師さんの心配さ加減からして、この産院においては少し出血量が多かったようです。
確か、100ml、200ml、400mlくらいずつ(1時間おきだったような)だったかなと記憶しています。
妻には産後すぐに以下の薬が処方され、飲んでいました。
- メテナリン TZ157 0.125mg(子宮収縮止血剤) 2錠/日・・・3日分
- フロモックス 100mg(抗生物質) 2錠/日・・・3日分
この産院での出産の印象は感覚的には大半が陣痛促進剤を投与した出産の印象でした。
その為か、妻が自然分娩で出産したことが本当に珍しいのか、
周囲の助産師さんには、自然分娩であったことを驚かれ、いろいろな人に声をかけられたようです。
陣痛促進剤を投与したお産では、
胎児を出産した時点で既に促進剤の影響でほとんど子宮収縮しきった状態になっていると思われます。
その為、結果的にお産後の出血量も少なくなるのでしょう。
妻は自然分娩だったことと、後半の分娩時間が短時間だったことも重なって、
出血量が多くなってしまったのだと思います。
助産院などで出産した際には、産後すぐにさらしのようなもので、
腹部を押さえ出血を押さえるようにぐるぐる巻きにしたりもするようです。
今回はそうした処置を行うこともなく、メテナリン服用のみで収縮、止血をしていました。
なんとなく自然分娩の経験の少ない産院なのかもしれないなと思いました。
子宮収縮剤の同意なき投与
産後の出血が多くなっていたこともあり、妻には輸液の投与を行うことを告げられました。
出血した血液の代替としてごまかすようなものですね。
輸血を行う前の代替手段として行われる処置のようです。
その際に、私と妻が見ていたのですが、
輸液を点滴するチューブの途中の混注ポートから、
助産師さんか看護婦さんが注射器でから何かの液体を注入していました。
それを見て「何を注入しているのだろうか」と疑問には感じましたが、
私たち二人ともがこれまでの出産で疲れていたこともあって、
質問を投げかける元気はありませんでした。
でも妻はすぐにその注入されたものが何なのか体で感じがわかったようでした。
これまでの子宮収縮とは比べ物にならない強い痛みが襲ってきたため、
すぐに子宮収縮剤を点滴されたのだと。
注入された収縮剤の説明は一切行われず、病院側に勝手に行われたという印象でした。
確かに出血を止めるための必要な処置であるといえば、そうなのだと思います。
しかし何も説明せずに行うことは、何か後ろめたい部分があるとしか思えませんでした。
普通に産後であるため私たちも説明さえしてくれれば、
素直に「わかりました」と答えていたと思います。
結果として、出血量は減り、体調が快方へ向かっていたため、
まぁ仕方ないか・・・といった感じで納得させましたが、
こうした投薬はちゃんとした説明だけはして欲しかったなと思うところです。
病院側からすれば「説明してもわからないだろう」なのでしょうが、
説明を受けてもわからなければ、そのままお任せするかもしれない。
でも説明を受けて許容できない内容だったら、
こちらから他の代替案を尋ねるなどほかの方法を探ったりもできるのです。
病院は患者に対して何か責任を取ってくれるわけではない。
何かあった場合には、患者本人とその家族が責任を取るのです。
責任を取るつもりのない人に、すべてを任せることなどできないと思うのです。
医師は責任を取るつもりがない以上は、
しっかりと患者に対して説明し、
最良の選択を患者自身ができるような判断材料を提示して欲しいと思います。
続きは、以下の投稿です。
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