頑張らない!でも諦めない!必死にならずにええかげん

総括(出産を成功させるために確認して欲しいこと-8)

      2017/07/05

私が妻の妊娠から出産まで常に立ち会い一緒に取り組んできた中で、
出産という1つの重要な局面で、どのように考え、どのように行動をするべきだったかという、
結果から得た経験をご紹介します。

2017/07/05追記
神戸の医療事故を受けて改めて夫としての妊娠・出産としての心構えをご紹介しました。

本投稿は以下の概略の中の1投稿です。

概略

  1. 出産方法の選択と事前相談
    (産科医療とうまく付き合って出産を成功させるために確認して欲しいこと)
  2. 出産予定日超過と計画分娩の勧め
  3. 運動による陣痛促進努力
  4. 分娩監視の適当さ加減と陣痛促進剤投与の執拗な勧め
  5. 産後母体管理に対する疑問と子宮収縮剤の同意なき投与
  6. 診療明細の不開示
  7. 産院の選択において確認したいこと
  8. 総括-本投稿

また出産にかかった実際の金額についてご紹介しています。

 

総括

産院の進め方を事前に知っておく重要性

今回、出産という大きなイベントを無事乗り切ることができたのは、
いろいろなこれから起こりうる問題を事前に調べ、
知っておき、考えをまとめておいたからだと思います。

何も考えずに、産科の医師にすべてをお任せ!とやっていたら、

妻は陣痛促進剤(子宮収縮剤)の痛みに耐えられず、気絶していたかもしれません。
息むことができずに胎児仮死状態となり、緊急手術による帝王切開になっていたかもしれません。
結果として、胎児に脳性まひなどの障害が残った可能性さえも否定はできないのです。

そんな取り返しのつかないような自体が起こってから、
どんなに病院や医師を責めても、なんの解決にもならないのです。

また病院や医師にとって、患者のその後の人生など、
気にかけて覚えていることさえないでしょう。

しっかりと相手の出方を予測して、そうした対応をされそうになった時に

何を質問するか。どう対処するか。

しっかりと準備しておく必要があると思います。

日本の産科医療の安全性を考えた上の選択

とはいえ、日本の出産は海外に比べて安全性が高いとも言われています。
産科医療がこれまでに救ってきた命も数多くあるでしょう。

産科医療の現実すべてを否定するつもりもありません、私たちもお世話になった側です。

ただ、今の計画分娩というシステム自体に問題があるように感じたことも事実です。

自然分娩ならではの危険性もありますし、何が一番安全とも言いきれません。

それは、もう個人個人がどういったリスクなら負っても構わないと考えるのか。

万が一のことが起きた場合に、
自分たちが納得できるだけのことをしてきたかということを考えて行動する必要があると思います。

自分たちが決断したことに対しては、おそらく他人が決断したことよりは、
しっかりと納得して結果を受け止めることができるはずです。

まずは医師の先生の診断や判断を聞いたうえで、
自分たちなりに考えて、しっかりとした決断をしてほしいと思います。

患者側の心構えと予備知識

すべてを病院と医師に任せきりにして、
何かがあったら病院の体制が問題だったというのは、私は違うと思うのです。
病院が勝手に同意なくやることもあるでしょう。

患者に説明してもわからないと思われてしまっていることも問題です。
わからないことは説明しても無駄と感じている医師の方が問題だと思いますが・・・。

わからないなりにも医療に自らがきちんと向き合って、
決断はしっかりと自分がします。
という意思表示をおこなう必要があると思います。

まずはそうした向き合う姿勢を医師に見せることが、
医師が説明をしようと思える第一歩なのだと思います。

そうした姿勢で臨んでも、面倒くさそうにする医師だったなら、
きっと自分たちとは相性の悪い医師なんだなと、
病院を変えてしまったほうがいいと私は思います。

パートナーや家族の支え

出産において妊婦はまったくもって余裕のない状態で、
孤独な戦いを強いられることになります。

家族や夫が常に立ち会っていられることは仕事の関係で難しいかもしれません。

しかし、妻とこれから産まれてくる子との出産という大きな仕事よりも、
優先すべき仕事など、私はないと思っています。

会社や上司、周囲の仲間に頭を下げて頼みこんでも、
陣痛が強くなってきた日から1週間程度は休みをとり、
妻に寄り添って出産をサポートし、分娩に立ち会うべきだと私は思います。

妻が余裕のないときに、しっかりと周囲からの説明や診断を聞いて、
妻の余裕のある時に、かいつまんで説明をしたり伝えたりすることで、
少しでも不安を取り除いてあげることもできると思うのです。

私は陣痛室に入ってすぐに助産師さんにひとつ質問をしました。
「私には何ができますか?」

しかし返ってきた答えは「腰をさすってあげたり・・・ですかね」という当たり前の答えでした。

私は助産師さんがこれまで多くの分娩に立ち会ってきた中で、
「この旦那さんのサポートの仕方がよかった」といった体験談で、
「こうしてサポートされていた旦那さんもいらっしゃいましたよ」というような、
ポジティブなアドバイスが貰えるといいなと思ったのですが、そんな意見はもらえませんでした。

結局は妻とのこれまでの関係で、
妻のしてほしいことを感じ取ってサポートをしていました。

出産に立ち会ってみて感じる経験

実際に出産に立ち会ってみることで、又聞きした体験や、
本やテレビの情報とは比べ物にならない経験をすることができます。

陣痛までの10カ月間どれだけのしんどい思いで過ごしてきたのか。

そして妻が実際にどのような痛みと苦労に耐え、子を産んだのか。

その事実をしっかりと見ていれば、
産まれてきた子に虐待などできるはずもないでしょう。

そうした意味でも私は妻に無痛分娩や帝王切開という方法ではなく、
自然分娩で本当に大変な出産を経験して欲しかった。

きっとその経験がこれからの育児においても、
妻の人生においても大きな力、大きな自信になるものと思っています。

私から見た妻も、どこか一回り大きく、強くなったような印象を受けています。
出産は子供だけでなく、
親も成長させてくれる大切なものなのだと、感じました。

 

これから出産を控え、様々な不安を抱えてらっしゃる方もいらっしゃることでしょう。
そうした不安を少しでも取り除けるように、
これから起こりうることを事前に予測し、知っておき、
何かがあっても冷静に対応ができるような心構えの一助となれば幸いです。

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