頑張らない!でも諦めない!必死にならずにええかげん

出産は命懸けの戦い。夫ができる最大限の交渉とサポートが必要。

      2018/04/07

出産に関しての悲しい事故が後を絶ちませんね。
本来必要性のない医療行為を行ったことによって発生している事故は、
起きてしまってからでは取り返しがつかないものですし、元々患者の固い意思があれば断れます。
ですが、出産を控えた女性が不安定な精神状態で、難しい医療用語を並べてくる医師と、
直接向き合って議論し、陣痛促進剤を拒否したりすることは容易ではありません。
そんなポジションに向いているのは男性です。
妻を守るのは旦那である男の仕事と言っても私は過言ではないと思っています。

 

無痛分娩・吸引分娩で亡くなった女性のニュース

2017/6/29 神戸新聞NEXTが報じたニュースを受けて、
またか・・・と感じました。

まず、亡くなられた女性のご冥福をお祈り致します。

妻の出産は4年以上前ですが、
その頃からも促進剤による医療事故などのニュースは多くありました。
何も変わっていない現状に悲しささえ感じます。

2017/6/29 06:40 神戸新聞NEXT

神戸市西区の産婦人科医院で2015年9月、麻酔を使って痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で出産した女性が、生まれてきた長男(1)とともに重い障害を負っていたことが28日、関係者への取材で分かった。麻酔が脊髄の中心近くに達したとみられ、女性が呼吸できなくなったという。女性は低酸素脳症が原因の多臓器不全のため、今年5月に35歳で亡くなった。同医院は責任を認め、示談金を遺族に支払った。

-中略-

初産だった女性。小柄な体形に比べ、おなかが大きくなっていた。同クリニックは実家に近く、当初は自然分娩の予定だった。遺族によると、男性院長からは、出産が困難な際に吸引カップを使う「吸引分娩」をしながら無痛分娩をすることを提案されたという。女性の母親(60)=同市西区=も止めたため、女性はためらっていたが、院長から説明を受ける中で「病院だから大丈夫だよね」と、無痛分娩での出産を決めた。

出産は朝から始まり、「硬膜外麻酔」の開始直後、院長は外来診察で呼ばれ離席。麻酔薬の投与が進むにつれ女性の体調は徐々に悪化し、おなかの子どもの心拍数も下がり始めた。

看護師らが対処し、院長も戻ってくるが、その後、女性は意識を失った。同クリニックに駆け付けた母親が目撃したのは、手術室で横たわる女性の姿と別の病院に電話する院長の姿だったという。

-中略-

 生まれてきた長男(1)は一時は肺炎で危篤状態になり、尿を管理する脳の機能が育たないため、常に水分調整などの処置を受けなければならないなど、「いつどうなってもおかしくない状態が続いている」という。

 遺族は「体制が整ってるところだったら、こんなことにはならなかったのか。分娩の痛みと引き換えに命がなくなるなんて」とうつむいた。(篠原拓真)

(抜粋引用)神戸新聞NEXT|医療ニュース|最期の言葉は「息できない」 無痛分娩医療事故
(Evernote)https://www.evernote.com/shard/s380/sh/f82c5195-b57c-4582-95bc-eb96127b5d81/f6c76555c1729262476e81270e764490

 

しかし本当に問題なのは「ニュースにもならない医療行為の弊害」だと思っています。

促進剤を使われて胎児が圧迫され、脳症などを持って生まれてきてしまったりすることは、
水面下では非常に多くあるはずなのです。

そうした現状を患者側がしっかり断る、しっかり拒否することで、
自分で選択的に変えていって欲しいのです。

応じない患者が増えればニーズがないとしてそのサービスは淘汰されていくはずです。

 

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病院からの方針説明はあくまでも提案。許容出来ない場合は断れます。

病院が今回無痛分娩を勧めてきたのは、
「小柄な体形に比べ、おなかが大きくなっていた。」事による難産を懸念してのことなのでしょう。
※実際、医者は「懸念」してはいないでしょうけど。「難産パターンだね」程度の認識でしょうね。

「出産が困難な際に吸引カップを使う「吸引分娩」をしながら無痛分娩をすることを提案された」

そもそも、この事自体にどれほどの根拠があってこの医師は言っていたのかと思います。
実際にそのような提案を受けたら、しっかりと根拠を聞いてみたいものです。

 

「母体体重と胎児の推定体重の比がどのくらいになると自然分娩で難産になる率が高まるのでしょうか?」と。

おそらくは答えられないでしょう。

「自然分娩」自体が産科ではものすごく少ないという実態があることでしょうし、
そんなデータは存在しない。といったところでしょう。

 

併せて「自然分娩では危険だと医学的に判断する根拠となる指標(検査の数値)は今の妻に出ているのでしょうか?」
とも聞いてみたいものです。

 

そうなんです。

医者が「こうした方針でいきます」と言われたとき、

それは「答え」ではないのです。

 

その医師が経験と知識から導き出した1つの案にすぎないと言うことです。

まずここをしっかり心に持っておかないと、惑わされます。

 

そしてその医師は他人。

患者に何かあっても心ひとつ痛むことはありませんし、責任も取りません。
もっと言えば、医者も商売ですから最も利益がでる提案をするのは当然のことです。

 

医師の提案に対して患者やその家族がすべきことは、
その提案が本当に顧客として対価を払ってまで受けたいサービスか?ということなのです。
(実際は健康保険で出産の大半のコストはカバーされ、患者が払う部分は僅かです)

 

当然、それに対してのリスクもしっかり把握する必要もありますし、
同様のケースから発生した事故例がどのくらいあるのか?といったことは、
ちゃんとググっておく必要もあるでしょう。

顧客としてサービスを見極めた上で「了承/拒否」の判断をすればいいのです。

 

こうした契約的なポジションに向いているのはやっぱり男です。

難しい話をされても動じることなく、結論を保留にしつつ勉強し、武装し、再び議論の場に赴く。
専門職である医師としっかりと話しをして、医師を説得するだけの努力が必要だと思うのです。

本質は普通に仕事でやっているような、お客との折衝と同じなんです。

 

ただ相手が医者や弁護士と聞くと「難しそう」と思ってしまうだけで、
今は一般市民が「Google」を手にした時代。

医者や弁護士が現状に批判的な暴露記事を書いていたりもしますし、
自分たちの選択に有益になるであろう情報はすぐに入手できる時代です。

 

大切な妻を守るために、そんなことさえもしてやれないのか?と、私は思います。

私が実際妻の出産(初産)で感じたこと、対応したことは忘れないように以下で書いています。

 

「仕事が忙しい」のは分かるが産科は女性中心世界。男(夫)が立ち会うべき場

私は実際のところ個人事業主ですので、妻の産科通院の重要な局面では必ず立会いをしてきました。

個人事業主だから立ち会えたと言われるかもしれませんが、
会社員でも、会社での立場がどうなっても「私は妻と家族を優先する」選択をします。

ですので会社員で減給になろうとも立ち会っていたと思います。

会社は一時、家族は一生。

どっちが大切かなんて考える余地もありません。

まぁ男性は会社を優先しがちですけど、
そもそも会社を理由にして「面倒くさい」という男は多いと思いますけども・・・。

本当に会社が理由なら、それは周囲(上司・同僚)を説得できていないって部分もあると思います。
説得して協力してもらう環境を作ればいいのです。(お礼や感謝も忘れずに)

 

私が産科で立ち会う場合には、診察室まで入ることもあれば、入らないこともあります。

なにせ、女性ばかりの環境ですので、
あまり男がウロウロすると他の女性に気を遣わせてしまうからです。
(女性下着売り場に入っていくような違和感が漂う空間です)

 

診察が終わって医師からどのような話をされたのかを妻から聞き、
おかしな話が出た場合には、
その場で担当医師に時間を作ってもらい、再度、夫から詳細な説明を求めます。
※長時間待たされる場合もあります。

 

産科は女性ばかりが患者なので、
実際に感じた雰囲気では「医者の言うとおり」である患者が多すぎると思うのです。

説明を求めて医師と再度話をすることなどあまりなく、
受付も医師もどこか面倒くさそうに対応をする雰囲気がありました。

「普段こんなことないんだけど?」といった空気さえ感じました。

いつもこういう患者がいるなら、
「はいはいー説明ね、こちらへどうぞー」と慣れた対応になるはずなのですが。

診療方針の詳細説明を求めることさえ産科では稀なことなのかもしれません。

 

やはり女性は受け身なことが多く、押しには弱い。

まして相手が医師ともなれば、その提案を疑うことさえできない人が多いのでしょう。

 

妻の場合は院長(男性)と副院長(男性)が担当することが多かったですが、
妊婦を病院の意向に沿った流れに持っていくのはお手の物といった感じでした。

おそらく患者を同意させるための話の流れとして黄金パターンがあるんだろうなと思います。

そりゃ1日に100人や200人の妊婦を相手に、
商売しているわけですから相手はプロですからね。

 

産科と喧嘩・険悪にならないように冷静に話をすることは最も重要

だからと言って、喧嘩腰に話をして「先生は間違ってる!」みたいになると、
転院せざるを得ないことになってしまうでしょう。

転院するだけの選択肢が多くある地域ならいいのですが、
選べる産院には限りがあるでしょうし、口コミや評判で一番いいと思って今の産院を選択しているでしょう。

一番いいと思った産院からの転院は、意図しない結果であることになりますし、
無用なストレスにもつながります。

夫として交渉するにしても「喧嘩にならない」これは重要です。

 

医師は元々プライドの高い方が多くいます。

その為、やはり断るにしても「教えて頂く」という姿勢で望むことが重要です。

聞き方もやんわりと聞きつつ「判断の材料にしたいので・・・」という姿勢で望みます。

 

だからと言って、すんなり同意することはせず、
「やはり同意致しかねるのですが、自然分娩では先生はご同意頂けないのでしょうか?」みたいに。

ちゃんと議論すれば、しぶしぶ同意してくれるような状態に持っていけるはずです。

 

間違っても「医学的エビデンスは!?」みたいな、
突っ込んだ聞き方は絶対にいい結果は招かないでしょう(笑)

冗談で言うのはいいかもしれませんがww

2子目も同じ病院で産めるくらいの関係性構築が必要

この点においては、妻はこれまで2子を出産しています。

第一子で「自然分娩」に病院に同意してもらい無事出産をした後、
第二子も同じ病院で出産(自然分娩)しています。

二子目は病院も慣れたもので「この患者は自然分娩しかない」とわかっているようで、
大した議論もなくすんなりと出産をすることができた記憶しかありません。
※予定日超過2週間縛りは二子目の際にも通告されています。

 

「物言う患者」こうした認識を持ってもらうことは重要かもしれません。

まぁ、もし病院側が上記記事(病院名は一切出していません)を読んでいたら、
「あまり強く出ないほうが得策」と二子目は穏やかに対応してきたという可能性も0ではないと思います。
(でも多分読まれてはいないと思います)

 

フォロー(お礼・謝礼)は大切

そうした関係性の構築には1子目を出産し、退院する際のフォローも実は大切です。

昨今は手土産などを持って挨拶をすることは減っていることと思います。
しかし、そうした事をする人が減っているからこそ、やれば効果が出るということです。

1子目の出産で退院する際に私が菓子折りを配った部署は以下になります。
これと言って高いものは配っていませんが。2~3千円クラスの配れる菓子折りです。

  • 看護師詰所(詰合せ)
  • 受付事務所(詰合せ)
  • 担当看護師(菓子と謝礼5千円)
  • 担当医師(菓子と謝礼1万円)私達の場合は院長でした。

 

退院の際に一言お礼廻り(忙しくない時間帯を選んで)をするとともに、
それぞれに挨拶をして感謝を告げることも大切です。

1子目を出産して「二度と来ねえよ、こんな病院!」という場合は不要でしょうけど、
やはり出産も計画通りに・・・家族計画しろよ、でしょうけど、
頭と体は別問題ww 意図せず家族を授かることもないとは言えないでしょう。
(いや言い切れないでしょう「だってにんげんだもの みつを」w)

 

後のことを考えれば、少し強気で押し通した自然分娩に対してのフォローは必要だと思います。

医師とて人間ですからね^^

 

自然分娩で生まれてこない子がいるか?まず子供を信じろ。と。

私の持論はこれにつきます。

確かに自然分娩では残念ながら生まれることができない子供もいることでしょう。

そもそも私は、

「我が子であっても、過度な医療行為によって無理やり生み延命する」事が重要だとは思っていません。

 

自然には生まれる命もあれば、残念にも失われる命もあります。
それは我が子も同じです。

 

生まれ、生きていくには適さない遺伝子情報を持った子供は、
何らかの変異であったり、弱い部分があることによって、
本来、自然分娩で生まれてくるはずのストレスに耐えられないことはあるでしょう。

それは自然の摂理であると考えて、(本来)受け入れるべきであると考えています。

自然な流産は事故ではないと思っています。
生物として繁殖する際の必要なプロセスの一つのはずなのです。

 

その為、私及び(私の考えを聞いた)妻は、

「本来、生まれてこれなかった子を過度に医療行為を行ってまで、救うのは人間の本質として逸脱している」と考えています。

強い子、強い遺伝子を世に残すという生物の本質として。

 

根底にこの考えがあれば、

「(生まれてくる前の)自分の子が自分で生まれてくる力のある子だと信じる」

 

このくらいの事を親としてしてやれないものかと思うのです。

長い人生で何かあったとき「妻や子を信じること」は必要になります。

人を信じることは難しいことです。

裏切られることもあるでしょう。

 

それでも身内や家族は信じることが必要です。

出産はまさに最初に課される「信じる」行為だと思います。

我が子の強さを。

 

だからこそ出産は、妻と子を信じて「自然分娩」で行うのがベストだと思います。

当然、体調が悪くなったような急変時には、
母体・胎児の救護処置は必要になるわけですが。

「過度に」と強調しているのは、この矛盾がどうしてもつきまとってしまうジレンマが、
自分自身の中でも整理しきれていない難しい問題でもあるからです。

何を「過度に」と判断するかも、それぞれ。

 

ただ今の産科で出産前に、何でもかんでも投与して医師が外から手を出すのは、
私は間違っていると常々感じています。

 

以下の記事はやっぱり旦那に読んでもらいたい。
妊婦にこれだけのことを「考えて対応して動く」のは実際のところ無理です。

妻が安心して出産できる環境を作り、リスクを減らして安産に持っていく。

これに尽きると思います。

 

妻は今でもいいます。

「陣痛促進剤を投与された痛みの中でキバって産むことはできなかっただろう」と。

妻は出産で陣痛促進剤は打たれていませんが、
出産後に静脈注射で促進剤(子宮収縮剤)を打たれています。

振り返ってみても、出産の際にこの促進剤(子宮収縮剤)を打たれなくて良かった・・・。

それが私達夫婦の記憶に強く残っています。

 


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